日記

最近は自炊を少しサボり気味で食事は専ら外食で済ませてしまうことが多い。
昨日も目白にある皇族の方やタレントのクリス松村さんがご卒業された大学でダムタイプ『S/
N』の映像上映&トークイベントを聴講した後、新宿へ出て蕎麦を食べた。

新宿駅から15分ほど歩いた場所にあるチェーン店の蕎麦屋さんへよく行く。その蕎麦屋さんは値段も安く、味も美味しいので気に入っているのである。ただ、気に入っている理由はそれだけではなくて、何よりも店の雰囲気が落ち着いている。従業員の平均年齢が他の蕎麦チェーン店よりも高めだし、お客さんも若い人が来ているのをあまり見たことがない。

昨日も恐らく50代後半であろう女優のもたいまさこのような黒縁の眼鏡を掛けた女性の店員さんが笑顔で接客をしてくれたし、厨房に入っている調理の男性の店員さんも60代前半に見えた。

昨日お店に入った時は他のお客さんは誰もいなくて、僕が注文した370円の冷やしたぬき蕎麦を調理し終わると、もたいまさこのような眼鏡を掛けた女性の店員さんと厨房の男性の店員さんは、まだまだ蒸し暑い日が続くけれどもこれから急に寒くなるから気をつけなくちゃだとか、休日の電車は混んでいて座れずに疲れただとか、そんなとりとめのないことをゆっくりと話していた。他のチェーン店のように音楽はながれていないし、僕はそのとりとめのない話を心地よく聞きながら静かに蕎麦を啜っていた。

若い店員さんがマニュアル通りにテキパキと動いて、「いらっしゃいませ」と大声を出しているチェーンの飲食店はあまり好きではないのだけれど、このお店はそんなことはなくて店員さんも無理せず働いているように感じる。味も美味しいしゆったりとした雰囲気が好きでついこの店を何度も訪れてしまうのである。